医師が教える資産形成/節税ガイド

医師の方で“お金”のことで悩んでいる人は多いです。節税や資産形成に役立つ情報をお届けします。

お金に関して、賢く生きたいあなたへ

  • f:id:ishi-setsuzei-hudousan-guide:20160420003723j:plain

お金のことを知って、賢く生きる方法

皆さん、お金に関する正しい知識を持って、賢く生きたいですよね?

次のリストに一つでも引っかかるような人は、是非このブログを読んでください。そしてお金のリテラシーを一緒に学んでいきましょう。

 

  • 稼ぎは一般の人よりも全然いいはずなのに、なぜか貯金が貯まらない。
  • 自分が昨年何万円税金を払ったか分からない。
  • 大学病院に勤めていて外勤もしているけれども、確定申告はしていない。
  • 海外留学をしたいけど、お金の面で不安がある。
  • 子どもが私立の医学部に行くかもしれない。一介の勤務医が学費を支払うのは大変だ。

これから世の中はどんどん厳しくなっていきますよ。日本は累進課税制度を採用しています。給与所得が高くなれば高くなるほど、納める税金の割合は高くなります。そして財政が厳しい政府は、高額給与所得者からより多くの税金をとろうとして、所得税率を上げていっています。

 

◆医師のライフプランニング

あなたはこれからの自分の人生について考えていますか?人生において、たくさんのお金が必要となる場面は限られています。

  • いつ大学院に行くか?その時の収入はどれくらいが見込めるのか?
  • 海外留学の予定はあるのか?
  • 結婚、結婚式の予定は?費用は出せるか?
  • 子供の教育費は?私立医学部に行きたいと言ったらどうする?
  • 家は買う予定?
  • 両親の生活費や介護費、医療費はあるのか?
  • 相続の時に相続税を支払うだけの現金は用意できるか?
  • 開業資金は?
  • 自分の老後の生活費は?

あなたの場合はどうですか?ちゃんと自分の人生において、いつ、何のために、どのくらいのお金が必要なのか、是非把握して対策をしましょう。

 

◆お金のリスク対策

人生は何が起こるか、わかりません。自分の人生だけでなく日本や世界の経済状況も、わかりません。

わからないから、何もしない。

ではダメです。

 

わからないからこそ、起こるうる危機を、リスクを予想して、うまく対策する必要があります。

 

では医師として生きるあなたには、どんなリスクがありますか?

 

○インフレによる打撃

実は インフレは医師の敵です。特に貯金だけしているような医師は大打撃をうけます。

例えばおにぎりが100円の時代に頑張って1000万円貯めたとします。でもインフレでおにぎりが1000円になってしまったら、貯めた1000万円の価値は10分の1になってしまいます。

 

他に医師特有の事情としては、賃金の上昇が他の業界に比べて遅い可能性があります。

日本の病院、クリニックの収入は、診療報酬制度によって規定されてしまいます。2年、あるいは4年の間に急にインフレが進んでしまったと仮定してください。診療報酬点数は2年に1回しか変わりませんし、物価の上昇に合わせてすぐに診療報酬点数を上げてくれるとは思えませんよね。すると病院の売上は上がらず、医師の給料も上がらないのです。インフレの中、医師だけ置いてかれるとしんどいですよね。

 

所得税率の引き上げ

世の中でお金を得る方法には、「労働所得(給与所得)」「資本所得」があります。「労働所得」は誰かに雇用され、自分の労働の対価として受けとる所得です。「給与所得」という言葉のほうがわかりやすいと思うので、そちらを使います。一方で「資本所得」は持っている資本(土地や工場など)を運用することで得られる所得です。

 

一般的な医師の所得は「給与所得」になります。そして所得税とは、こういった「給与」に対して課せられます。「資本所得」に関しては別の税が課せられたり、また資本所得を得ている人たちは経費でうまく税負担を減らしたりします。

 

つまり「所得税率の引き上げ」によって税金の負担が多くなってしまうのは、高給与所得者であり、医師はその代表といえます。

 

 ◆医師の節税、不動産、資産形成

以上の理由から、医師がお金に関する正しい知識を身につけ、自分の人生とリスクを考えた上で、うまく設計していく必要があります。結婚や子育て、親の介護といったライフイベントに合わせて、必要なタイミングで十分なお金があるように準備する。今後訪れるかもしれないリスクに対して、うまく対策をしておく。

 

そのために必要なのが、「節税」であり、「不動産」であり、「資産形成」なのです。みなさん、このブログで一緒に色んなことを勉強していきましょう。